歯のクリーニングのお話
今年も残りわずかとなりましたね。とても早いものです。
皆さんはどんな一年でしたか?
今回はクリーニングの必要性について少しお話できたらとおもいます。
またオリーブ歯科クリニックでのクリーニングについてもお話できたらと思います。
歯科クリーニングはなぜ必要なのか？
患者様から「毎日歯みがきしているのに、歯科でクリーニングは必要ですか？」
この質問は非常によくいただきます。
結論から言うと、毎日の歯みがきだけでは不十分で、歯科での専門的なクリーニングは欠かせません。
自分の歯みがきでは落としきれない汚れがあります
どれだけ丁寧に歯みがきをしていても、５０～６０％しか汚れが取れません。
残りの４０％の磨き残しは
歯と歯の間の汚れや
歯ぐきの境目（歯周ポケット）にたまった汚れ後は
歯石（歯垢が硬くなったもの）といったものになります。
歯石は歯ブラシでは取れず、放置すると歯周病の原因になります。
特に歯周病は歯を支えている骨(歯槽骨)が徐々に溶けていきます。
自覚症状が少なく、気づいた時には進行していることが多い病気です。
そのため、定期的なクリーニングがとても重要です。
クリーニングは歯周病・虫歯予防の基本
歯周病と虫歯は、どちらも細菌による病気です。
歯科クリーニングでは、細菌の温床となる汚れを徹底的に除去します。
クリーニングの主な効果
歯周病の進行を防ぐ
虫歯のリスクを下げる
歯ぐきの腫れ・出血の改善
口臭予防
見た目・清潔感の向上にもつながる
歯科クリーニングでは、日常生活で付着する
着色汚れ（コーヒー・お茶・ワイン・タバコなど）
表面のザラつきも除去します。
その結果、歯が本来の色に近づく
表面がツルツルになり汚れが付きにくくなる
清潔感のある口元になるといった審美的なメリットも得られます。
どのくらいの頻度で必要？
患者様のお口の状態によりますが、一般的に状態が落ち着いてる方は
3〜6か月に1回の定期クリーニング
をおすすめしています。
歯周病が進行している方、歯石が付きやすい方は、1〜2か月に1回が適切な場合もあります。
クリーニングは「治療」ではなく「将来への投資」です。
歯科クリーニングは、
「痛くなってから行く治療」ではなく、
歯を失わないための予防医療です。
定期的にクリーニングを受けることで、
将来の大きな治療を防ぐ
治療費や通院回数を減らす
生涯自分の歯で食事を楽しめる
という大きなメリットがあります。
当院のクリーニングの治療の流れについて説明します！
歯周ポケット検査
この細い器具（プローブ）を使って歯茎の状態を確認していきます。
歯と歯茎の堺を触って歯周ポケットの深さや歯茎の出血、汚れの付着具合を確認して記録していきます。
歯茎の炎症が強いと少し痛みを感じます。つらい場合は遠慮なくおっしゃってくださいね。
検査後は写真や記録した表を用いて患者様のお口の状態を説明したりブラッシング指導を行っていきます。
スケーリング
次はこの器械を使って歯の歯石や汚れをとっていきます。
微細な振動で汚れをおとしていくので基本、振動も強くなく痛みは少ないです。
ただ知覚過敏や歯肉の状態によってはお痛みを感じることもあるので
その時は遠慮なくおっしゃってくださいね。
フロス
最後歯と歯の間に糸をとおいてより細かい汚れをとっていきます。
歯のポリッシング
歯の表面をブラッシングしていいます。
これをすることで歯の表面がツルツルして気持ちいいです。
状況に応じて順番が前後することもあります。
当院でのクリーニングはこのように歯科医師や衛生士がクリーニングを行いますなるべく一本一本歯の状態を確認していきます。
難しい場合はレントゲン写真で確認させていただくこともあります。
なるべく患者様のニーズに合わせて不安がないよう治療を進めて参りますので安心していらして下さい。
スタッフ一同お待ちしてます。